フィンランドの伝統的な遊びから生まれたモルック(Mölkky)。
木の棒を投げて、12本のピンを倒す——そのシンプルさが、今や世界中で愛されている理由です。
1996年に誕生したこの競技は、年齢や性別を問わず誰でも楽しめる「ユニバーサルスポーツ」として、日本でも急速に競技人口が増えています。
この記事では、モルックの魅力と競技内容を徹底解説します。

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📊 記事の構成
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モルックとは?
▷モルックの定義

モルックは「木製スポーツ」という新しいカテゴリーの競技です。
その本質は、木の棒(モルック)を投げて、木製のピン(スキットル)を倒し、点数を競うというシンプルながら奥深いゲームです。
日本モルック協会では以下のように定義されています:
「モルックとは、フィンランドのカレリア地方の伝統的なキイッカ(kyykkä)というゲームを元にLahden Paikka社(当時 Tuoterengas社)によって1996年に開発されたスポーツです。」
出典元:日本モルック協会公式サイト
木の棒を投げて、12本のピンを倒す。それがモルックです。
▷モルックの語源
「モルック(Mölkky)」という名前は、フィンランド語で「棒」や「木の棒」を意味する言葉に由来しています。

競技で使用される投擲用の木製の棒そのものを指す言葉が、そのまま競技名として定着しました。
シンプルで覚えやすく、世界中どこでも同じ発音で通じる——グローバルスポーツとしての配慮が感じられます。
▷競技の哲学
モルックの核心的な哲学は『誰でも楽しめるユニバーサルスポーツ』です。
年齢、性別、体力を問わず、誰もが同じルールで対等に楽しめる設計になっています。
イメージとしてはボウリングやダーツ、ビリヤードのような感覚と近いと思います。

特別な運動能力は必要なく、戦略性と精度、そしてチームワークが勝敗を左右します。
公園でピクニックをしながら楽しむ家族から、世界大会を目指すアスリートまで——すべての人に平等に開かれた競技となっています。
▷競技会場の特徴
モルックの大きな特徴の一つが、屋外でも屋内でも、どこでも開催できることです。

公園の芝生、体育館のフロア、砂浜、雪の上——地面の状態に合わせて楽しめる柔軟性があります。
公式大会は主に屋外の芝生や土の上で開催されますが、天候に左右されやすいため、雨天中止や延期もしばしば。
それでも、自然の中で木の温もりを感じながらプレーするという独特の魅力が、多くのファンを惹きつけています。
モルックの基本ルール
▷基本構成
モルックの基本構成は非常にシンプルです。

参加者はモルック(木の棒)を投げて、スキットル(12本のピン)を倒し、獲得した点数を競います。
勝利条件は、相手より先に50点ぴったりに到達すること。たったそれだけです。
▷用具の詳細

1. モルック(投擲棒)
・長さ:約22.5cm
・直径:約5.9cm
・重さ:約230g
・素材:白樺などの天然木
2. スキットル(ピン)
・本数:12本
・高さ:約15cm
・直径:約5.9cm
・重さ:約200g
・表記:1〜12の数字が各ピンに記載
▷セットアップ(配置方法)

ゲーム開始時、スキットルは以下のように配置します:
7 9 8
5 11 12 6
3 10 4
1 2
投擲ライン(モート)からスキットルまでの距離:約3〜4m(3.5mが基準)
▷得点の計算方法
モルックの得点ルールはシンプルです:
◆ 1本だけ倒した場合
→ 倒れたスキットルに書かれた数字が得点
例:「7」のスキットルだけを倒した → 7点
◆ 2本以上倒した場合
→ 倒れた本数が得点
例:3本倒れた → 3点
▷ゲームの流れ

- チーム編成:2チームで対戦(1チーム1〜6人が一般的)
- 投擲順決定:じゃんけんや抽選で先攻・後攻を決める
- 交互に投擲:各チームが1人ずつ順番にモルックを投げる
- 倒れたスキットルはその場で起こす:元の位置には戻さない(配置が徐々にバラけていく)
- 50点ぴったりを目指す:先に50点ぴったりに到達したチームが勝利
- 50点を超えたら減点:50点を超えてしまった場合、25点に戻る
▷投げ方のルール
- **必ず下手投げ(アンダースロー)**で投げる
- **モートライン(投擲ライン)**を踏んだり越えたりしてはいけない
- モルックを回転させながら投げる(スピン投げ)は禁止
▷反則(フォルト)
以下の行為は反則となり、**その回の得点は無効(0点)**となります:
- 上手投げ(オーバースロー)で投げた
- モートラインを踏んだ、または越えた
- モルックを回転させて投げた
- 制限時間(通常30~60秒)を超えた
3回連続でスキットルを1本も倒せなかった場合は失格となります。
▷勝敗の決まり方
✅ 勝利条件
- 先に50点ぴったりに到達したチーム

⚠️ 特殊ルール
- 50点を超えた場合:25点に減点され、ゲーム続行
- 3回連続でスキットルを倒せなかった場合:失格
モルックの歴史と広がり
▷モルックの誕生

モルックは1996年にフィンランドで誕生しました。
フィンランドのカレリア地方に古くから伝わる伝統的な遊び「キイッカ(kyykkä)」をもとに、Lahden Paikka社(当時Tuoterengas社)が現代的なスポーツとして再設計しました。
1997年、フィンランド・ラハティ(Lahti)で第1回フィンランド選手権が開催され、以降、毎年この街で国内選手権が行われています。
▷誕生から現在まで:約30年間の成長

①【1996-2000年代:フィンランド国内での普及】
最初の数年は主にフィンランド国内で広がりました。公園や学校、地域イベントで気軽に楽しめるスポーツとして親しまれ、国内大会も徐々に規模を拡大していきました。
②【2010年代:ヨーロッパへの広がり】
2010年代に入ると、ヨーロッパ各国にモルックが広がり始めます。フランス、ドイツ、スイス、スウェーデンなどで愛好者が急増し、各国で独自の大会が開催されるようになりました。
③【2015年〜:世界大会の開催と世界展開】
2015年、第1回モルック世界大会がフィンランドで開催されました。以降、世界各国から選手が集まり、競技レベルが飛躍的に向上しました。
現在では約60カ国以上でモルックがプレーされており、愛好者は世界中で数十万人に達すると言われています。
▷参加国数の推移(推定)
| 年代 | 参加国数 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 1996-2000年 | 1カ国(フィンランド) | 誕生・国内普及 |
| 2000-2010年 | 5〜10カ国 | 北欧・ヨーロッパへ広がり始める |
| 2010-2020年 | 20〜40カ国 | 世界大会開始(2015年) |
| 2020年〜現在 | 60カ国以上 | 日本含むアジア・北米へ拡大 |
日本での展開
▷日本モルック協会の設立
日本では2018年に日本モルック協会(JMA)が設立され、公式ルールの普及や大会運営がスタートしました。
⚫︎ 公式サイト:https://molkky.jp/
▷日本での主要大会
① モルック日本大会
・開催頻度:年1回
・参加規模:全国から100チーム以上
・最新開催:第12回モルック日本大会 in福島(2025年10月、Jヴィレッジ)
② モルックジャパンオープン
・開催頻度:年1回
・参加規模:国内外から多数参加
・最新開催予定:第4回モルックジャパンオープン in大阪舞洲(2026年4月18日予定)
③ 日本モルック選手権大会
・地区ブロック予選:全国各地で開催
・全国大会:予選を勝ち抜いたチームが出場
④ 世界大会への日本選手団派遣
・毎年夏に開催されるモルック世界大会に、日本代表チームを派遣しています。
▷地域での広がり
現在、日本全国に地域登録団体が増えており、各地で定期的な練習会や大会が開催されています。
- 東京、大阪、福岡、北海道、福島など、全国各地にモルッククラブが存在
- 公園や体育館で気軽に練習できる環境が整いつつある
- 企業や学校でのレクリエーション導入も増加中
モルックの魅力
▷誰でも楽しめる
・年齢不問:子どもから高齢者まで
・性別不問:男女混合チームも可能
・体力不問:激しい運動が苦手でもOK
・経験不問:初心者でもすぐに楽しめる
▷シンプルだけど奥深い
・ルールが簡単:5分で理解できる
・戦略性が高い:相手の点数を見ながら作戦を立てる
・精度が重要:力任せではなく、狙いの正確さが鍵
・心理戦:50点ぴったりを狙うか、安全策を取るか
▷コミュニケーションが生まれる
・チームプレー:仲間と作戦を練る楽しさ
・対戦相手との交流:試合後に健闘を称え合う文化
・世代を超えた交流:家族や友人、職場の仲間と一緒に楽しめる
あなたもモルックに挑戦してみよう
モルックは「万人のためのスポーツ」として設計されています。
こんな方にモルックはおすすめです:
✅ 手軽に始められる新しいスポーツを探している方
✅ 家族や友人と一緒に楽しめる趣味が欲しい方
✅ 運動が苦手だけど体を動かしたい方
✅ 戦略的なゲームが好きな方
✅ 新しいコミュニティに参加したい方
気になったらまずやってみること。
あなたもモルックに挑戦してみましょう!
次回は、初心者対象モルック大会の体験記を記事にする予定です。
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。
【この記事を書いた人】

北海道在住、26歳(♂)です。
当ブログの他にX(旧Twitter)もやってます。
【MBTI】INFJ-T(提唱者・慎重型)/ HSP
【ストレングス】学習欲・規律性・調和性・個別化・成長促進
元国家公務員。
現在はキャリアコンサルタント×心理カウンセラーを目指し、コーチング実践中。
サッカー、マラソン、筋トレ、ボードゲーム、脱出ゲームが趣味。
体を動かすことも、頭を使うことも等しく大好きなハイブリッド型。
ブログテーマ「小さく始めて徐々に広げる」
好きな言葉「蒔いたとおりの花が咲く」
テーマカラーは”ロイヤルブルー”
🔹身の回りを青で統一し、好きな物に囲まれて生活しています🔹
ブログ:FuzzyGray
X(旧Twitter):@xello8_net
参考リンク:
この記事は、2026年2月16日時点の情報を元に日本モルック協会公式サイトを参照して作成しました。
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